【9月24日 AFP】15-16スペイン1部リーグは23日、第5節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)が2-1でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に勝利し、リーグ首位に浮上した。

 レアルのカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)は前半19分、ミケル・サン・ホセ(Mikel San Jose)の不用意なバックパスを見逃さず、5試合連続となるゴールで先制点を挙げた。

 さらにその直後には、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)にこの日最大の決定機が訪れたが、シュートはGKゴルカ・イライソス(Gorka Iraizoz)に阻まれ、ラウル・ゴンザレス(Raul Gonzalez)が持つクラブ歴代最多得点記録の更新は、またもお預けとなった。

 ビルバオも前半の終盤になってようやく試合に入り始めたが、アリツ・アドゥリス(Aritz Aduriz)のシュートはGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)がファインセーブで防ぎ、前半はレアルが1点リードで折り返した。

 しかし、レアルの今季初失点の場面では、ナバスもどうしようもなかった。後半22分、ビルバオは見事なパスワークでの崩しから、最後はファーサイドのサビン・メリーノ(Sabin Merino)がクロスを頭で合わせ、同点に追いついた。

 それでも同点だった時間は3分しか続かなかった―。レアルはイスコ(Isco Alarcon)が右サイドにできた広大なスペースをドリブルで駆け上がり、ゴール前に折り返すと、これにベンゼマが合わせて決勝点を挙げた。

 レアルのラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督は、「われわれは今日の試合で2つのチームをお見せした」とコメントした。

「前半はボールを保持してチャンスを何度も作り、そこで試合を決めてもおかしくなかった。その一方で後半は、ハードワークが必要となり、踏ん張らなければならなかった」

 この勝利でレアルは、同日の試合でセルタ(Celta de Vigo)に1-4で敗れたFCバルセロナ(FC Barcelona)に勝ち点1差の首位タイに浮上している。(c)AFP