【9月23日 AFP】米誌「フォーブス(Forbes)」が22日に発表した毎年恒例のラッパーの長者番付によると、1位は、2014年6月~2015年6月までに6000万ドル(約72億円)を稼いだ、米ラッパーのディディ(Diddy)ことショーン・コムズ(Sean Combs)だった。

 コムズの所得は主に音楽以外の事業によるもので、特に仏産の酒シロック(Ciroc)の販売が大きかったという。近年はあまり目立った音楽活動を行っておらず、最後のアルバムは2010年の「Last Train to Paris」となっている。

 だが、同氏のレコード会社と契約しているミュージシャンのGizzleによると、コムズは現在、1997年デビュー作品「No Way Out」の続編を製作中だという。そして、これが彼の最後の作品になると最近のインタビューで語っていた。

 2位は、ジェイ・Z(Jay Z)で、推定所得は5600万ドル(約67億円)と僅差だった。

 ジェイ・Zは、女性R&B歌手で妻のビヨンセ(Beyonce)と共演した一連のコンサートでチケットを完売させたほか、昨年購入したフランスのシャンパンハウス「アルマン・ド・ブリニャク(Armand de Brignac)」などの資産からも所得を得ている。

 3位はアップルとコラボしているカナダ人ラッパー、ドレーク(Drake)で、3950万ドル(約47億円)。1公演あたり100万ドル(約1億2000万円)を得たとフォーブスは推定している。

 前年、6億2000万ドル(約740億円)でトップだったドクター・ドレー(Dr. Dre)は、3300万ドル(約40億円)で4位だった。(c)AFP