【9月23日 AFP】W杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)に出場するラグビー日本代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)が22日、スコットランド戦に向けた会見に臨み、相手を「振り回す」準備はできていると語った。

 ジョーンズHCは、チームの状態はスコットランドよりも良いと話しており、W杯史上最大の番狂わせとも言われた南アフリカ戦の勝利が、「まぐれではない」ことを証明すると力強く語った。

 両チームの直接対決は、過去4試合で日本が全敗している。さらにスコットランドは、これが大会初戦となる。しかし、戦術家として知られるジョーンズHCは、スコットランドの得点が前半に集中している点を指摘し、勝機はあるとの考えを示した。

「スコットランドは、後半だけに着目すれば負けている試合が多い。それに、われわれはチームの状態が良いことを自覚している」

「最初の30分は相手に食らいつき、前半終了まで試合を作ることができればきっと勝てる。後半は相手を振り回せるはずだ」

 W杯優勝2度の南アフリカに勝利した奇跡的な試合から、日本はわずか中3日でスコットランド戦に臨む。ジョーンズHCは先発6人を入れ替える決断をしたが、スコットランドよりも状態は良いかと問われると、「もちろんだ。間違いない」と答えた。

「肉体的にはかなり良い。もちろん、あざや打撲はいくつかあるが、スプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)と対戦したのだからそれも当然だ」

「精神的には少し疲れている。大一番を終えて、気持ちを保つのはいつだって難しい。選手は非常によく集中していると思う」

「今日は非常にいいミーティングもできたし、気持ちの面は問題なさそうだ。あとは明日になってみればわかるだろう」