【9月5日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第8シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-4、4-6、3-6、4-6で第32シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)に敗れた。同ラウンドでの敗退は、10年ぶりの出来事になる。

 2010年と2013年に大会を制しているナダルは、2005年に3回戦でジェームス・ブレーク(James Blake)氏に敗れて以降、ニューヨーク(New York)で16強入りを逃したことがなかった。また、通算14回優勝している四大大会(グランドスラム)で、最初の2セットを取った試合では151連勝を収めていた。

 70本のウイナーを決めて勝利したフォニーニは、「言葉にできないくらいうれしい。とても厳しかった。ラファ相手に2セットダウンだ。すごい試合だった」と激闘を振り返っている。

 ナダルは今季、リオ・オープン(Rio Open presented by Claro hdtv 2015)とバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2015)でフォニーニに敗れ、1か月前にベット・アット・ホーム・オープン(bet-at-home Open-German Tennis Championships 2015)でその借りを返したばかりだった。

 イタリア人選手が全米オープンでベスト16に進出するのは、2005年のダビデ・サンギネッティ(Davide Sanguinetti)氏以来の快挙。フォニーニは4回戦で、第18シードのフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)と対戦する。(c)AFP/Jim SLATER