【7月3日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)は2日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第10シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は5-7、6-3、4-6、4-6でドイツのダスティン・ブラウン(Dustin Brown)に敗れ、4年連続で早期敗退に終わった。

 2008年と2010年に大会を制しているナダルだが、ドレッドヘアの世界ランク102位に13本のサービスエースと58本のウイナーを許した。

 全仏オープンテニス(French Open 2015)で10度目の優勝を逃した29歳のナダルは、2012年の2回戦で世界ランク100位だったルカシュ・ロソル(Lukas Rosol、チェコ)に敗れているほか、翌年には1回戦で同135位のスティーブ・ダルシ(Steve Darcis、ベルキー)に土をつけられた。そして昨年は、4回戦で世界ランク144位だったオーストラリアのニック・キリオス(Nick Kyrgios)に屈している。

 10年ぶりに世界ランク10位まで後退しているナダルは、今大会でも完全復活の兆しを見せることができなかった。

「負けた。今日は悲しいよ」としたナダルは、2006年から2年連続、そして2011年に再びウィンブルドンで準優勝を飾っている。

「でも最終的には、これがスポーツの世界だ。良いときもあれば、悪いときもある。でも人生は続く。僕のキャリアもね。進み続けて、これまで以上の努力をすることで、流れを変えていきたい」