【9月5日 AFP】欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は4日、各地で予選が行われ、グループDのドイツは3-1でポーランドに勝利して昨年の敵地での敗戦のリベンジを果たし、グループ首位に立った。

 昨年10月にワルシャワ(Warsaw)で行われた一戦で、隣国同士の直接対決19戦目にして0-2の初黒星を喫していたドイツは、マリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)の2得点などでポーランドを首位の座から追いやった。

 昨年からの数試合で不振にあえいでいたドイツだったが、この試合では印象的なパフォーマンスを披露し、ポーランドに今予選で初めてとなる土をつけている。

 ドイツは前半12分にトーマス・ミュラー(Thomas Muller)が先制点を挙げると、その7分後にゲッツェが追加点を挙げた。ポーランドもロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)のダイビングヘッドで1点を返して前半のうちに追い上げたが、ドイツは後半37分にミュラーとのコンビネーションからゲッツェが3点目を挙げ、勝負を決した。この試合で生まれた4得点は、すべてドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属している選手によるものだった。

 前半にレワンドフスキのヘディングシュートをライン上でクリアしていたゲッツェは、「首位に立つためにどうしても勝ち点3が欲しかった。シュートを防ぐのに良いタイミング、良い位置にいた。2得点できたのは良かった」と振り返った。

 この日行われた同組の試合では、7日にドイツと対戦するスコットランドが0-1でジョージアに敗れ、アイルランドが4-0でジブラルタルに勝利した。この結果、勝ち点16のドイツが首位、同14のポーランドが2位となり、同12のアイルランド、同11のスコットランドが後に続いている。

 ポーランドは、7日の試合でホームにジブラルタルを迎え撃つ。(c)AFP