【8月20日 AFP】国連(UN)は19日、中央アフリカ共和国に派遣した平和維持活動(PKO)要員が、未成年者を含む3人の若い女性に性的暴行を加えたとの情報が、新たに寄せられたと発表した。

 国連のPKO要員に対しては最近、性的暴行に関与したとの疑惑が相次いで浮上している。先週には、中央アフリカに派遣されたPKO要員が少女に性的暴行を加えた疑惑が浮上したことを受け、潘基文(パン・キムン、Ban Ki-Moon)国連事務総長が現地のPKO部隊の責任者を更迭していた。

 国連の報道担当官は19日、記者団に対し、国連中央アフリカ多面的統合安定化ミッション(MINUSCA)の平和維持部隊に属する兵士3人が、若い女性3人に性的暴行を加えたとの報告があったと発表。女性のうち1人は未成年者だったとされる。

 これらの性的暴行事件は首都バンギ(Bangui)の北東の町バンバリ(Bambari)でここ数週間以内に起きたとされ、被害者の家族らが今月12日、国連側に届け出た。

 嫌疑がかけられている兵士らの国籍は明かされていないが、複数の消息筋は、コンゴ民主共和国の兵士だと話している。(c)AFP/Carole LANDRY