■妻を殴る夫が訴えた離婚の理由とは…

 2008年には、シャリア(Sharia、イスラム法)の下で立ち退き命令が出されていた年金受給者が、地元のイスラム教指導者らの圧力に屈して、事態を回避するため86人の妻のうち82人と離婚している。

 ナイジェリアに関する情報サイト「シュガー・デーリー(Sugar Daily)」は、ナイジェリアの裁判所に対して近年提出された風変わりな訴えを多数まとめている。

 その中には、豪華な結婚式を開いたビジネスマンの新郎(32)が、新婦がヒップを大きく見せるために「ヒップパッド」を入れていたことを知り、式が終わった数時間後に離婚を申し立てたケースもある。

 またラゴスで行われた裁判では、酒に酔った夫がしばしば調理用の深鍋で排便してしまうと訴えた妻に対し、離婚が認められた。

 さらに、別のラゴスの裁判では、大工の夫(40)が、妻を殴っている時に義理の両親がしばしば邪魔をするとして、5年間の結婚生活の解消を訴えたという。(c)AFP