【8月5日 AFP】第16回世界水泳選手権(16th FINA World Championships)は4日、ロシアのカザニ(Kazan)で競泳女子100メートル平泳ぎ決勝が行われ、ロシアのユリア・エフィモワ(Yuliya Efimova)が1分5秒66で金メダルを獲得した。

 5か月前、ドーピング違反による16か月の資格停止処分が明けたエフィモワに続いて、ロンドン五輪の金メダリストであるリトアニアのルタ・メイルティテ(Ruta Meilutyte)が0秒70差の2位、ジャマイカのアリア・アトキンソン(Alia Atkinson)が0秒76差の3位に入った。

 18歳のメイルティテが、ドーピング検査のために試合後の記者会見を欠席した一方で、エフィモワに投げかけられた6つの質問に、禁止薬物使用による出場停止に関することは一切含まれていなかった。

 スペイン・バルセロナ(Barcelona)で行われた前回大会(15th FINA World Championships)で、50メートルと200メートルの平泳ぎを制したエフィモワは、2009年にも50メートル平泳ぎを制しており、世界選手権ではこれが4つめの金メダルとなった。

 23歳のエフィモワは、「勝ててうれしいです。タイムには満足していませんが、金は金なので、ロシア(競泳)チームにとって初のタイトルを獲得できて幸せです」とコメントした。

「母国開催なので、開始前は緊張していて、多くのプレッシャーを感じました」

「他の選手と同じように、出だしでスピードを上げすぎて、本当に難しかったです。最後の5メートルでは、本当に痛みを感じていました」

(c)AFP