【8月4日 AFP】英国で1970年代に首相を務めた故エドワード・ヒース(Edward Heath)氏が過去に児童性的虐待に関与していた疑惑が浮上し、英警察の独立委員会は3日、調査開始を発表した。

 保守党の元党首で1970~74年まで英首相だったヒース氏は、欧州連合(EU)の前身である欧州諸共同体(EC)の英国加盟に尽力した人物。2005年に死去している。

 英国の警察苦情処理独立委員会(Independent Police Complaints CommissionIPCC)によると、ヒース氏に関する調査は退職した警官の申し立てを受けたもの。元警官は、1990年代に児童性的虐待が疑われていた人物の起訴がヒース氏の関与が明るみに出る恐れがあるとの理由で取り下げられたと主張しているという。

 ヒース氏の住居があった南部ウィルトシャー(Wiltshire)州の警察は、元首相の児童性的虐待疑惑に関するいかなる情報でも提供してほしいと呼び掛けている。

 英警察は5月、公人261人について過去に児童性的虐待を行っていたとの訴えを受理したことを明らかにしているが、このうちの76人が政治家だった。(c)AFP/Katherine HADDON、Naomi O'LEARY