【8月3日 AFP】インド北東部の村で豪雨のため土砂崩れが発生し、20人が死亡したとみられると、地元当局が2日、明らかにした。モンスーン到来でインド各地では洪水が相次いでおり、当局発表によると全国で死者は100人を超えたという。

 土砂崩れは1日、ミャンマー国境に近いマニプール(Manipur)州の村で起きた。AFPの電話取材に応じた地元当局者によると、山の斜面が崩れて村民が土砂に埋まり、20人が死亡したとの情報があるという。

 現場は州都インパール(Imphal)から約80キロ離れており、道路が寸断されているため、救助チームはヘリコプターで近くまで移動した後、徒歩で現地入りしたという。

 降り続く豪雨は、隣国ミャンマーでも複数の土砂崩れや洪水を引き起こしている。モンスーンは南アジア地域では穀物栽培にとって恵みの雨だが、洪水や土砂崩れの原因ともなっている。インドでは年間降雨量の80%近くが6~9月に集中している。(c)AFP