【8月2日 AFP】雨期に入っているミャンマー各地で、豪雨による深刻な洪水被害が発生している。増水を受けて大勢の住民が僧院に避難する中、救援活動は難航しており、8月1日時点で少なくとも27人が死亡した。

 豪雨はここ数週間、ミャンマー国内の広い範囲に打撃を与えている。政府は7月31日、被害が甚大な中部と西部の4地域を「国家被災地域」として非常事態宣言を出した。

 ミャンマー国内では、約15万の住宅や農地が洪水で壊滅した。遠隔の村々の住民は身動きが取れない上、生活を破壊された状態にあり、政府の限られた救援活動が試されている。

 またインドPTI通信(Press Trust of India)によると、ミャンマー西部のチン(Chin)州と国境を接するインドのマニプール(Manipur)州チャンデル(Chandel)では、降り続く雨の影響で土砂崩れが発生し、少なくとも20人が死亡した。(c)AFP