世界ランク1位としてシーズンの序盤を過ごした18歳のコーは、今大会と9月のエビアン選手権のどちらかで優勝できれば、モーガン・プレッセル(Morgan Pressel、米国)が保持するメジャー最年少優勝記録を塗り替えることができる。

 プレッセルは、18歳10か月で2007年のクラフト・ナビスコ選手権(Kraft Nabisco Championship 2007)を制した。

 30歳で引退することを表明しているコーは、「記録のことはあまり考えていない」と話したが、「私の目標は、キャリアで1回メジャーに勝つこと」と明かしている。

 2007年の全米女子オープン(U.S. Women's Open Championship 2007)覇者カーは、パー5の3番で2打目に5番アイアンを選択。ピンから6.7メートルの位置につけると、ここでイーグルを追加した。3度のボギーをたたいたカーだが、1イーグル7バーディーでこれを帳消しにしている。

 初日に最も浮き沈みの激しいラウンドを見せたのは、ポーラ・クリーマー(Paula Creamer、米国)だった。

 クリーマーは、パー4の5番でバンカーに3打を要し、2倍の8打をたたくと、フロントナインを40とする。しかし、ここからバックナインを31として、1アンダーでホールアウトした。

 2010年の全米女子オープン(US Women's Open Championship 2010)女王は、「まったくの別人になったみたいだった」とコメントしている。

 日本勢では、大山志保(Shiho Oyama)と宮里美香(Mika Miyazato)が、4アンダーの6位タイ。成田美寿々(Misuzu Narita)が、3アンダーの14位タイ発進となっている。(c)AFP/Elspeth BURNSIDE