【7月29日 AFP】サッカーメキシコ代表のミゲル・エレーラ(Miguel Herrera)監督が、北中米カリブ海サッカー連盟ゴールドカップ(CONCACAF Gold Cup 2015)でチームを7度目の優勝に導いてから2日経った28日、テレビ記者に暴行を加えた疑いで指揮官から解任された。

 闘志盛んな47歳のエレーラ監督は、昨年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でメキシコ代表をベスト16に導いたものの、ゴールドカップ決勝でジャマイカを下してから数時間後、米フィラデルフィア(Philadelphia)の空港で、自身に批判的だった記者に暴力をふるったと報じられている。

 エレーラ監督は、この決定についてまだコメントしていないものの、暴行を加えた相手とされるクリスティアン・マルティノリ(Christian Martinoli)記者については、ただ押しただけだと主張している。

 しかし、目撃者の証言からエレーラ監督の主張は間違いである可能性が高いことが明らかになり、メキシコサッカー連盟(FEMEXFUT)から解任を言い渡された。

 連盟のデシオ・デ・マリア(Decio de Maria)会長は、「われわれは、ミゲル・エレーラ氏を代表チームの監督職から解くという決断を下した」と発表し、「結果にかかわらず、われわれの価値観と原則は守られるべきだ」と続けた。

 デ・マリア会長は後任を指名しなかったものの、「エレーラ氏を解任するのは厳しい決断だった」と話している。

「しかし暴力は社会や家庭内、そしてもちろんサッカーにおいても認められるべきではない」

「ミゲルはこの決断に至った理由を完璧に理解しているだろう。今回の件で、彼は痛い目に遭ったはずだ」

 現役時代はDFとして活躍し、「ピオホ(Piojo、シラミの意)」の愛称で知られるエレーラ監督は、2013年にメキシコ代表の監督に就任。チームを翌年のW杯本戦出場に導いた。(c)AFP