【7月23日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のスーパースターで、映画「トレインレック(Trainwreck)」で本人役として出演を果たしたばかりのレブロン・ジェームズ(LeBron James)が22日、米映画配給会社ワーナー・ブラザーズ(Warner Bros)と契約を結んだ。

 ジェームズとワーナー・ブラザーズは共同声明を発表し、今回の契約でジェームズは「これからテレビ、映画、そしてデジタルコンテンツに登場し、映像メディアすべてに創造的な足跡を残す」ことになるとしている。

 ジェームズは、「私はずっと、ファンとつながり、有意義なストーリーを語ることに情熱を傾けてきた」とコメントしている。

「私はこれまで、ナイキ(Nike)の広告から、動画サイトやコメディー番組に至るまで、あらゆる媒体で全世代の人たちとつながり、みんなが楽しめるユニークなコンテンツを提供してきた」

「それに、私はずっとワーナー・ブラザーズ社が制作する映画が大好きだった。彼らは可能性を広げていくための最適なパートナーだ。これから何が起きるのか待ちきれないよ」

 ワーナー・ブラザーズの会長兼最高経営責任者(CEO)のケビン辻原(Kevin Tsujihara)氏は、ジェームズが経営するスプリングヒル・エンターテインメント(SpringHill Entertainment)社との提携について、「レブロン・ジェームズは、世界的影響力を持ち、知名度の高い人物の一人だ。彼と仕事ができることに興奮している」と述べた。

 辻原氏はさらに、「世界のメディアで活躍するレブロンとワーナー・ブラザーズは唯一無二の組み合わせであり、その専門的戦略により、あらゆる場所でたくさんのファンを獲得することになる」とつけ加えたが、詳細については明らかにしていない。

 クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)と新たに2年契約を結び、来季もチームに残留することになったジェームズは、エイミー・シューマー(Amy Schumer)とビル・ヘイダー(Bill Hader)が共同主演を務めるコメディー映画のトレインレックで本人役を演じた。

 しかし、先日行われた映画の上映会に出席したジェームズは、近いうちにNBAを去り、ハリウッド(Hollywood)に進出する可能性について問われると、「私は映画スターになるつもりはない」と明言し、「自分の本業は分かっている」と強調していた。(c)AFP