■4×400リレー出場を示唆

 グレン・ミルズ(Glen Mills)コーチの下で、ヨハン・ブレイク(Yohan Blake、ジャマイカ)ら他のスプリンターと共に練習することは、大きな助けになっているとボルトは言う。

「毎日ああいう選手たちと一緒に練習し、競い合うことは、本当に助けになっている。レベルを上げたいことは間違いないからね」

 また、練習で選手たちの競争心が高まりすぎてしまったとき、コーチは間に入って、グループを分けるなどの措置を講じるのだという。

「練習では競い合いすぎないことだ。でも男だから、すぐに争ってしまう」

 それでもボルトは、400メートルに出場する可能性についてはすぐさま否定し、トラックを1周するのは体力的に厳しいと主張している。それでも、2017年にロンドンで行われる世界選手権では、4×400メートルリレーも視野に入れていることを示唆した。

 400メートルに挑戦しない理由について、「苦痛でしかない」と述べたボルトは、「やりたくない!コーチにもやらないと言った。彼はやるべきだと言ってきたけど、それは断った。あり得ないよ」と続けている。

「100メートルと200メートルのみでキャリアを終えたいと思う」

「4×400の選手たちには、2017年は100メートルだけに集中して、そうしたらリレーに挑戦すると話した」

「練習して、2017年に(レースの)数を減らせば準備はできるかな。選手権で4×400を走れたら素晴らしいだろう」

(c)AFP/Luke PHILLIPS