メキシコ、選手が亡命したキューバに圧勝 ゴールドカップ
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【7月10日 AFP】北中米カリブ海サッカー連盟ゴールドカップ(CONCACAF Gold Cup 2015)は9日、グループCの2試合が行われ、メキシコは6-0でキューバに圧勝した。
米イリノイ(Illinois)州・シカゴ(Chicago)のソルジャー・フィールド(Soldier Field)で行われた大会初戦で、メキシコはメンバー数人を欠いたキューバを圧倒した。
キューバは、FWのケイレル・ガルシア(Keiler Garcia)が離脱し、チームは混乱状態の中試合を迎えた。報じられるところによると、ガルシアは亡命したとみられている。また米国メディアは、ラウル・ゴンサレス(Raul Gonzalez)監督と6人の選手が、ビザの問題により試合に合わせてシカゴ入りできなかったと報じている。
このためキューバは、大会6度の制覇を誇る強豪メキシコを相手に16人で試合に臨むことになった。
メキシコは、オリベ・ペラルタ(Oribe Peralta)がハットトリックを記録すると、ジオバンニ・ドスサントス(Giovanni Dos Santos)、アンドレス・グアルダード(Andres Guardado)、カルロス・ベラ(Carlos Vela)がそれぞれ得点。シュート数も18本とキューバの1本を大きく上回った。
ガルシアは8日にチームを抜け出したとみられており、9日のチーム全体での朝食に姿を現さなかった。この試合ではアシスタントコーチのワルテル・ベニテス(Walter Benitez)氏がチームの指揮を執ったが、関係者はゴンサレス監督と6選手が、12日に行われるトリニダード・トバゴ戦までにチームに合流することを願っている。
この日行われたもう1試合では、トリニダード・トバゴが3-1でグアテマラに勝利している。(c)AFP