マレーシア首相に汚職疑惑、政府系ファンドから個人口座に?
このニュースをシェア
【7月6日 AFP】マレーシア政府系投資ファンドに対する調査で約7億ドル(約860億円)がナジブ・ラザク(Najib Razak)首相個人の複数の銀行口座に振り込まれていたことが分かったとされる問題について、同国の司法長官は4日夜、特別チームが調査していると明らかにした。
この問題は米ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal, WSJ)が今月3日に初めて報道。ナジブ首相は最初の直接のコメントで、「卑劣」かつ「悪意のこもった」告発だと反論し、法的措置を取る可能性も示唆した。
同紙によれば捜査当局は、この資金が複数の政府機関、銀行、そして政府系投資会社「ワン・マレーシア・デベロップメント(1Malaysia Development Berhad、1MDB)に関連する複数の企業を経由してナジブ首相の口座に移されていたことを暴いたという。(c)AFP/M JEGATHESAN