【7月5日 AFP】中国北東部・吉林(Jilin)省集安(Jian)市で5日早朝、韓国人10人が死亡したバス事故の収拾作業に当たっていた韓国政府派遣団の一員が、宿泊先のホテルから転落して死亡しているのが見つかった。

 集安市宣伝部がソーシャルメディアで発表したところによると、転落死したのは韓国行政自治省・地方行政研修院(Local Government Officials Development InstituteLOGODI)の崔斗永(チェ・ドゥヨン、Choi Doo-Yeong)院長。

 4階建てのホテルから人が転落したと現地警察に通報があり、その後、崔氏の死亡が確認された。現在、転落した原因を調べている。

 今月1日に集安市で韓国の公務員20人以上を乗せたバスが橋から転落し、韓国人10人と中国人運転手1人が死亡。中国国営新華社(Xinhua)通信などによると崔氏は、事故収拾のため現地入りした韓国行政自治省の鄭在根(チョン・ジェグン、Chung Chae-Gun)次官の派遣団に同行していた。

 韓国・聯合(Yonhap)ニュースによると、バスの事故の犠牲者たちはLOGODIが企画した研修に参加中だった。(c)AFP