【7月3日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は2日、フリーエージェント(FA)の交渉期間解禁2日目を迎え、ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)がマイアミ・ヒート(Miami Heat)残留を発表し、同選手の退団を恐れていたファンを安心させた。

 ここまでヒート一筋でプレーし、ファイナル制覇を3度経験しているウェイドだが、チームと結んでいた2年契約の2年目を破棄し、FAになっていた。

 そのためファンの間では、元チームメートのレブロン・ジェームズ(LeBron James)と再びタッグを組み、新しい挑戦に臨むのではないかとうわさされていた。

 その後、ウェイドとジェームズが一緒にバハマ(Bahama)で休暇を取っていたことが判明すると、そのうわさはさらに勢いを増していた。

 しかし、複数の米国メディアは2日、ウェイドとヒートが年俸2000万ドル(約24億円)の1年契約で残留することで合意に達したと伝えている。そして33歳のウェイドは同日、自身のツイッター(Twitter)にヒートへの愛着を示す動画を投稿した。

 そのほかの動きでは、ポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)が、ポイントガードのダミアン・リラード(Damian Lillard)と5年総額1億2000万ドル(約148億円)以上の契約延長に合意したと報じられている。

 12-13シーズンの新人王に輝いたリラードは、過去2シーズンのオールスターゲームに出場するなど、ここまで素晴らしい活躍をみせていた。

 リラードとの契約延長を果たしたトレイルブレイザーズだが、その一方でラマーカス・オルドリッジ(LaMarcus Aldridge)の退団が濃厚となっている。

 今回のFA市場で、最も注目を浴びている選手の一人であるオルドリッジには、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)が獲得に動いていると報じられている。(c)AFP