【5月21日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は20日、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)侵攻はジェノサイド(集団殺害)ではないと主張するとともに、国際刑事裁判所(ICC)の検察局が同国のベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相に逮捕状を請求したのは「言語道断」だと非難した。

 バイデン氏は、ホワイトハウス(White House)のローズガーデン(Rose Garden)で開かれたユダヤ系米国人の文化遺産月間のイベントに出席。イスラエルがガザでジェノサイドを行っているとして南アフリカが国際司法裁判所(ICJ)に提訴した件に言及し、「今起きているのはジェノサイドではない」と主張した。

 バイデン氏はICCも批判。カリム・カーン(Karim Khan)主任検察官がネタニヤフ氏とイスラエルのヨアブ・ガラント(Yoav Gallant)国防相に逮捕状を請求したことについて「米国は受け入れない」と述べた。

 カーン氏は、イスラム組織ハマス(Hamas)のガザ地区トップ、ヤヒヤ・シンワル(Yahya Sinwar)氏と最高指導者イスマイル・ハニヤ(Ismail Haniyeh)氏ら、ハマスの幹部にも逮捕状を請求している。

 バイデン氏は聴衆の前で、「この逮捕状にどんな意味があるにせよ、イスラエルとハマスは同列にはない」と主張。

 イスラエルへの「変わらぬ」支援を約束し、「わが国はイスラエルを支持し、シンワルらハマスの虐殺者を排除する」と表明した。(c)AFP/Danny Kemp and Shaun Tandon