【6月30日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のマイアミ・ヒート(Miami Heat)は29日、ルオル・デン(Luol Deng)が2015-16シーズンの契約オプションを行使し、来季もチームに残留すると発表した。

 契約の詳細は明らかにされていないものの、南スーダン出身で英国籍を持つデンは、来季の年俸が1000万ドル(約12億円)にも上るとみられ、シーズン終了後にはフリーエージェント(FA)となる。

 スーパースターのレブロン・ジェームズ(LeBron James)が1年前にクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)へ移籍して以降、その穴を埋めることになったデンは、昨季72試合に出場し、1試合平均33.6分間プレーして14.0得点、5.2リバウンド、1.9アシストを記録。シュート成功率は、フィールドゴール(FG)が46.9パーセント、3ポイントシュートが35.5パーセント、そしてフリースローが76.1パーセントに上った。

 デンにとってキャリア最大の見せ場の一つとなったのは、ジェームズ率いるキャバリアーズと対戦した昨年のクリスマスゲームで、25得点、8リバウンド、8アシストを記録してチームの勝利に貢献した。

 NBAで11年間を過ごしている30歳のベテランは、これまで合計749試合に出場し、平均15.8得点、6.2リバウンド、2.4アシスト、1.0スティールを記録している。

 ヒートは、昨季の通算成績が37勝45敗でイースタンカンファレンス10位に終わり、わずか1ゲーム差でプレーオフ出場を逃した。(c)AFP