【6月22日 AFP】女子サッカーW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)で準々決勝進出を果たした中国代表チームが、「史上最高額」のボーナスを受け取ることになるという。22日、国営新華社(Xinhua)通信が報じた。

 新華社は、中国サッカー協会(CFA)の副会長の名前を出し、先日の決勝トーナメント1回戦でカメルーンを下し8強入りを果たした中国代表が約100万元(約2000万円)のボーナスを受け取ることになると伝えている。

「W杯のボーナスは、女子代表史上最高の金額になる」とする副会長のコメントを取り上げた新華社だが、それでもボーナスは男子代表とは比べものにならないくらい少額だと伝えている。

 これは、国内の女子サッカー人気を高める取り組みの一環とされており、新華社によれば、女子代表チームに所属する選手のほとんどが、国民の平均を下回る約3000元(約6万円)の月収に頼っているという。

 W杯で6度目のベスト8進出を果たした中国だが、前回大会(FIFA Women's World Cup 2011)では予選敗退に終わっていたため、これが8年ぶりの準々決勝進出となる。

 中国は、次戦で米国とコロンビアの勝者と対戦する。(c)AFP