【6月17日 AFP】コパ・アメリカ(2015 Copa America)は16日、グループBの試合が行われ、アルゼンチンは1-0でウルグアイを下した。

 セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)がこの試合唯一となった得点を記録し、ライバルのウルグアイを退けたアルゼンチンは、タイトル獲得へ再度勢いをつけた。

 強豪同士の対戦は0-0で迎えた後半、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)でチームメートのパブロ・サバレタ(Pablo Zabaleta)のクロスにアグエロが頭で合わせ、アルゼンチンがグループ首位に立った。

 前回大会(2011 Copa America)覇者のウルグアイは、8強入りを確実にするためにもグループ最終戦のパラグアイ戦での勝利が必須となる。しかしながら、3位となった場合でも成績上位になれば8強入りも可能となる。

 1930年のW杯ウルグアイ大会の決勝でぶつかった両国の対戦は、今回が199回目。前半は、初戦のパラグアイ戦を予期せぬ引き分けで終えたアルゼンチンが試合を支配したものの、堅固なウルグアイの守備陣を崩しきることはできなかった。

 試合の緊張感が高まる中、アルゼンチンはヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督が退席処分を受けるハプニングもあった。

 リオネル・メッシ(Lionel Messi)に存在感のなかったアルゼンチンだったが、それでも他の選手が均衡を打ち破った。後半11分、ハビエル・パストレ(Javier Pastore)の見事な足技から、右サイドに抜け出したサバレタがワンタッチしてからクロスを上げると、アグエロがニアサイドでヘディングシュートを放ち、得点した。

 昨年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でイタリアのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)をかんで、国際試合で出場停止処分が続くスアレスを欠くウルグアイは、後半30分にアルバロ・ペレイラ(Alvaro Pereira)のシュートが弾かれたボールのこぼれ球をディエゴ・ロラン(Diego Rolan)が押し込もうとしたが、これはバーの上を通過していった。(c)AFP