【6月13日 AFP】(記事更新)女子サッカーW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)は12日、グループCの試合が行われ、日本は2-1でカメルーンに勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。

 相手守備陣の乱れに乗じ、日本は前半6分に川澄奈穂美(Nahomi Kawasumi)のクロスに鮫島彩(Aya Sameshima)が詰めて先制すると、同17分にはCKの流れから宮間あや(Aya Miyama)が上げたクロスに菅澤優衣香(Yuika Sugasawa)が頭で合わせて追加点を決めた。

 巻き返しを図るカメルーンは、終了間際にアジャラ・ヌシュット(Ajara Nchout)が1点を返し、さらにガエル・エンガナモイ(Gaelle Enganamouit)とオーギュスティーヌ・エジャンゲ(Augustine Ejangue)がゴールに迫ったものの、枠をとらえることはできなかった。

 大会最初の16強入りを喜んだ日本の佐々木則夫(Norio Sasaki)監督は、「苦しいながらも守り切った。昨日の会見で言ったとおり、スピルバーグ監督(スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)氏)になって、ハラハラドキドキだった」とコメントした。

 主将の宮間は、「苦しい戦いになりましたけど、チーム一丸となって、課題がある中で勝ち点3を取れたのは良かった」と試合を振り返った。

 前回王者の日本は初戦のスイス戦に続く白星で2試合で最大となる勝ち点6を手にした。この日、エクアドルに10-1で勝利したスイスとカメルーンが勝ち点3で並び、エクアドルは勝ち点0となっている。

 今大会は、各組2位までのチームと3位チームの成績上位4チームが16強に進出する。

 16日にウィニペグ(Winnipeg)で行われるグループ最終戦で、日本はエクアドルと対戦する。また、スイスとカメルーンは、同日にエドモントンで試合を行う。(c)AFP