【6月10日 AFP】女子サッカーW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)は9日、グループEの試合が行われ、マルタ(Marta)が歴代最多となるW杯通算15得点目を挙げたブラジルは、2-0で韓国に勝利した。

 前半33分、37歳のフォルミーガ(Formiga)のゴールで先制したブラジルは、韓国チームの守備のミスでPKを獲得。29歳のマルタがこれを決めて、4大会で通算15得点を挙げると、ドイツのビルギット・プリンツ(Birgit Prinz)氏が保持していた歴代最多得点記録を更新した。

 年間最優秀女子選手に5回選出されているマルタは、PKを冷静にゴール左隅へ流し込むと、代表戦93試合で92得点目をマーク。2007年に準優勝を飾ったブラジルは、W杯の初タイトル獲得に向けて好スタートを切った。

 また、フォルミーガは日本代表の澤穂希(Homare Sawa)と並び、歴代最多となる6度目のW杯出場を果たしている。この日のゴールは、フォルミーガの代表20得点目となった。

 同日行われた同グループの試合では、初出場のスペインとコスタリカが1-1で引き分けた。

 ブラジルは、13日の次戦でスペインと対戦することになり、2003年以来のW杯出場となる韓国は、コスタリカと戦う。(c)AFP