【6月10日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、意地を張らずキャディーのアドバイスに耳を傾けることで、キャリア最悪のラウンドから再起を図ろうとしている。

 ウッズは、出場した2大会連続で成績が低迷したのに続き、ザ・メモリアルトーナメント(The Memorial Tournament 2015)では、6日に行われた第3ラウンドで13オーバーの「85」をたたいてしまった。

 クイッケン・ローンズ・ナショナル(Quicken Loans National 2015)のメディアデーに登場したウッズは、米スポーツ専門チャンネルESPN電子版の衛星中継を通じ、「(キャディーの)ジョー・ラカバ(Joe LaCava)は、この一週間ずっと私に言い続けていたんだ。『おい、気楽にやれよ。まだ大してゴルフをしていないじゃないか』とね」と明かした。

「昨年はほとんどプレーしてないし、今年もあまり試合に出ていない。大会に慣れるには時間が必要だ」

「選手としては常に正しいと思いたいから、彼の方が正しいと認めるのは嫌だけど、その通りなんだ」

 メジャー通算14勝のウッズは、ザ・メモリアルトーナメントが行われたミュアフィールド・ビレッジGC(Muirfield Village GC)で通算14オーバーの302をたたき、最下位に終わっている。

 ウッズはまた、単独ラウンドで不本意なプレーを続けながら、アプローチショットのミスでバンカーに開けた深い穴をキャディーがならしている間に、自分でグリーンの旗ざおを抜かなければならない場面もあった。