【11月23日 AFP】男子ゴルフ、元世界ランク1位のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が22日、クリス・コモ(Chris Como)氏を新たなスイングコーチに迎えたことを明かした。

 米テキサス(Texas)州を拠点とするコモ氏は、今月の初めからウッズを指導しており、メジャー通算14勝を誇るウッズにとっては、1996年のプロ転向以来、4人目のコーチとなる。

 テキサス州プレイノ(Plano)のグレンイーグルズ・カントリークラブ(Gleneagles Country Club)で働くコモ氏は、昨年、ゴルフ・ダイジェスト(Golf Digest)誌で実力のある若手コーチとして紹介された。コモ氏はその中で、カリフォルニア(California)で過ごした青春時代、英語が達者ではない日本人夫婦に出会い、スイング指導の重要性を教わったと話している。

 オーストラリアのアーロン・バデリー(Aaron Baddeley)を指導した経験もあるコモ氏は、8月にウッズとの決別が発表されたショーン・フォーリー(Sean Foley)氏の後任となる。2010年からウッズを指導していたフォーリ―氏は、昨年ウッズがツアー5勝を挙げ年間最優秀選手に選出される上でも、重要な役割を果たした。

 スタンフォード大学(Stanford University)時代の友人であるノタ・ビゲイ(Notah Begay)氏が、慈善試合でウッズとコモ氏を引き合わせたという。

 ウッズは声明で、「僕たちは後日、ゴルフのスイングに関して話した」とすると、「練習を始めてから約1か月間、一緒にやってみて、今季はクリスにお願いすることにした」と明かしている。(c)AFP