【6月8日 AFP】サッカー国際親善試合は7日、各地で試合が行われ、アイルランドとイングランドは0-0で引き分けた。

 ダブリン(Dublin)のアビバ・スタジアム(Aviva Stadium)で行われた一戦で、イングランドはアイルランド戦の連続未勝利記録が6に伸びた。イングランドが同地で試合をするのは、極右のフーリガンが暴徒化し、前半27分で中止となった1995年2月以来。

 代表デビューを飾ったイングランドのジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)とアイルランドのハリー・アーター(Harry Arter)にとってはとりわけ重要な試合となったが、イングランドを率いるロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督は、チームが期待していたものとは「ほど遠い」状態だったとコメントした。

「アイルランドは素晴らしかった。前線の選手へのボールで、われわれに問題を生じさせた。この試合とこのレベルの戦いが必要だったのだと思う。スロベニア戦に向けて、改善していきたいところがたくさんある」

 両チームはここから、来週行われる欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)予選に視線を向けていくことになる。グループDのアイルランドはスコットランドとの重要な一戦を控え、イングランドは敵地でのスロベニアとの戦いで全勝キープを目指す。(c)AFP