ブルース改めケイトリン・ジェンナー、MACらと広告契約交渉中
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【6月5日 MODE PRESS】米国の五輪金メダリストでトランスジェンダー(性別越境者)であることを公表し、最近ブルース(Bruce Jenner)から改名したケイトリン・ジェンナー(Caitlyn Jenner)が、「M・A・C(メイクアップ・アート・コスメティックス、MAC)」をはじめ、複数の美容大手ブランドと広告契約交渉を行っていることが明らかになった。特にMACとは、過去数か月間にわたり、上層部との会合を持っているという。
出演中のリアリティ番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ(Keeping Up With The Kardashians)」のスピンオフ企画で、その「変化」を捉えたドキュメンタリーが今年後半にも放送される予定のケイトリン。「エスティ・ローダー(Estee Lauder)」傘下のMAC幹部の中には、ケイトリンとの契約により「慎重な」態度を示している人もいるという。
ある情報筋は、「(MACはケイトリン起用の)メリットとデメリット、適任であるかどうかを議論しています。大賛成という人もいれば、より慎重な態度の人もいます」と明かす。
ケイトリンは先ごろ、米誌ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)の表紙を飾ったばかり。これについて「エスティ・ローダー」グループのジョン・デムジー(John Demsey)社長は、「CFDAファッション賞(CFDA Fashion Awards)」授賞式の場で称賛している。
「とにかく素晴らしい、アイコン的で画期的、物議を醸しつつも大胆でグラマラス」と形容したデムジー氏。「(ケイトリンほどの)知名度の高いセレブでありながら、ここまで大胆で世間の耳目を集めることをやった人は他にいません、しかも非常にエレガントでグラマラスにこなしています」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS