香港の屋台が消える?楽観できない未来
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■屋台は消えてしまうのか
屋台を守るべきだとの訴えを受けた当局は、5年前に高層ビルが並ぶ中心街の屋台の衛生状態の改善に取り組んだ。ガスや水道、電気のインフラを整備し、排水溝も作ったことで、屋台に埋もれていた道路が再び姿を現した。一方で、屋台のオーナーたちは順番に店を小ぎれいに修繕した。夫婦間だけに限られていた免許譲渡の規制も緩和された。
それでもまだ、不確実さは残る。「屋台の未来は楽観できない」と、深水ホに店を構えるツァンさんは言う。彼女の父親が1950年代に開いた歴史のある店だ。「数年のうちに、ここは再開発の対象になり、当局から移転を迫られるだろう」
屋台の歴史に関する著書がある莊玉惜(Chong Yuk-sik)氏は、当局は屋台が消えていくのを放っておくつもりだとみている。「私たちは地元の文化を大切にしていくべきだ。さもないと、他の都市と同じようになってしまう。香港をどうやって特別な街として残していくか?屋台を守っていくことは一つの手だと思う」と、彼女は語った。(c)AFP/Justine GERARDY