【6月4日 AFP】ユベントス(Juventus)とFCバルセロナ(FC Barcelona)が激突する6日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)決勝は、タイトル以上の価値がある。――なぜなら、ユベントスのアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)、バルセロナのシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)がチャンピオンズリーグ決勝で顔を合わせるのは、これが最後になる可能性が高いからだ。

 試合前の話題は、ACミラン(AC Milan)に敗れた2003年以来の決勝に駒を進めたユベントスが、止めることがほぼ不可能に思われるリオネル・メッシ(Lionel Messi)をいかに抑えるかで持ちきりになっているかもしれない。

 しかし、美しいサッカーを愛するファンは、世界最高のMFとの呼び声高いピルロとシャビの創造的なプレーを、一目だけでも見たいと望んでいることだろう。

 バルセロナのアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)も、チームを欧州制覇に導こうとするピルロとシャビの戦いを、世界中のファンが温かく歓迎するはずだと考えている。

 イニエスタは、「世界中のサッカーの手本になる2人が、こうして直接顔を合わせるのはうれしいことだ」と語っている。

「サッカーファンにとって、ピルロを見るというのは、良いサッカーを見ていることと同じだ。彼のキャリアやプレースタイル、チームにおける役割の大きさを考えれば、ピルロはどんな選手にとっても参考になる」

 イニエスタ、そしておそらくバルセロナファンの大半は、「シャビこそが世界一」の選手にふさわしいと確信している。少なくともMFというポジションに関して、ピルロやシャビを上回る選手は、そうめったにいない。

 攻撃の手綱をさばく際の落ち着いた態度、視野の広さ、足元の技術、チームメートを見つけてピンポイントのパスを通す能力などを武器に、2人が演出してきたゴールの数、導いてきた勝利の数、そしてチームにもたらしたタイトルやトロフィーの数は、もはや伝説の域に達している。

 シャビはここまでのキャリアをバルセロナ一筋で過ごしてきた。――クラブのユース組織、「ラ・マシア(La Masia)」に11歳で入団したシャビは、プロデビュー以来、スペイン1部リーグ優勝8回、チャンピオンズリーグ制覇3回などを経験した。

 そしてスペイン代表でも欠かせない選手となり、チームを2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)優勝、欧州選手権(UEFA Euro)連覇に導いている。