アルペンスキーの元世界女王ホスプが引退を表明
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【6月2日 AFP】アルペンスキーの元世界女王で、W杯では通算12勝と表彰台57回を記録したニコール・ホスプ(Nicole Hosp、オーストリア)が1日、その輝かしいキャリアに終止符を打ち、現役引退することを発表した。
冬季五輪で計3個のメダルを獲得し、2007年の世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships)で大回転を制したホスプは、記者会見で「火は消え去りました。競技を始めたときのような健康と成功を維持して、私はキャリアを終えることにします」と語った。
チロル(Tyrol)出身で31歳のホスプは、今年2月に米コロラド(Colorado)州ビーバークリーク(Beaver Creek)で行われた世界選手権2015(2015 FIS Alpine World Ski Championships)の複合で銀メダルを獲得し、団体戦でも母国の金メダルに貢献した。
ホスプはその際に、「別の人生」と子どもを持つことに備えているとして、引退の可能性を示唆していた。
ホスプは、18歳で出場した2002年W杯のゼルデン(Solden)大会で大回転を制し、初めて名声をとどろかせた。
複数の競技で才能を開花させたホスプは、5年後の2007年にW杯で総合優勝を飾り、スウェーデンのオーレ(Are)で行われた世界選手権でも大回転で初の金メダルを獲得するなど、絶頂期を迎えた。
しかし2009年、ホスプは練習中に膝のじん帯を激しく損傷してシーズンを棒に振り、深刻なキャリアの危機を迎えた。
闘争心を忘れないアスリートであるホスプは、徐々に回復を遂げながら昨年2月に本調子を取り戻すと、2014年のソチ冬季五輪では複合で銀メダル、スーパー大回転で銅メダルを獲得した。
同年11月のW杯アスペン(Aspen)大会では、優勝候補のミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)を退け、回転で2008年以来の優勝を果たしたホスプ。価値ある勝利について、「初勝利と同じような気持ちです。困難な時期を乗り越えてきたからこそ、大きな意味があります」と語っていた。(c)AFP