【5月20日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のアメリカン・カンファレンス(AFC)決勝で、使用されたボールに細工が加えられていたとされる一連の「デフレートゲート(deflategate)」スキャンダルについて、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)のロバート・クラフト(Robert Kraft)オーナーは、クラブ側は科された処分を受け入れる意向だと話した。

 19日にNFLのオーナー会議に出席したクラフト氏は、周囲を巻き込んだ大騒動に、けじめをつけるべきときだとコメントした。

「ここ4か月繰り返されてきたレトリックを、もう聞きたくない。不本意だが、私は(NFLのロジャー・グッデル〈Roger Goodell〉コミッショナーに)科された処分を受け入れ、このやりとりに終止符を打つ。不服も申し立てない」

「ペイトリオッツファンの多くは、この決断に落胆するかもしれないが、私の判断を信じてくれることを祈る。このタイミングで議論を終わらせることがニューイングランド・ペイトリオッツ、ファン、そしてリーグにとって最善の選択だと思うし、その判断を皆さんに尊重してほしい」

 テッド・ウェルズ(Ted Wells)捜査官による調査結果を受けたNFLは、ペイトリオッツに対し100万ドル(約1億2000万円)の罰金処分を言い渡した上に、ドラフト指名権2つを剥奪した。

 同報告書では、4度のスーパーボウル(Super Bowl)制覇を経験しているQBトム・ブレイディ(Tom Brady)も、チームの用具係がボールに細工をしてリーグの基準を下回る空気圧にしていたことを「少なくとも大筋で認識していた」と結論づけており、リーグは同選手に4試合の出場停止処分を科した。

 しかしクラフト氏は、ウェルズ捜査官の報告書が不公平で、処分が適当とは思えないと語っている。

「AFC決勝から4か月も経って、まだボールの空気圧について話しているなんて、みんな信じられないだろう」

 クラフト氏は、ブレイディの出場停止処分についてはコメントしていない。米ナショナル・フットボール・リーグ選手会(NFLPA)は、関与を否定しているブレイディに代わって、リーグに異議を申し立てたばかりだった。(c)AFP