【4月24日 AFP】NFL第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)覇者のニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)が23日、米ホワイトハウス(White House)を表敬訪問し、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領からボールの「空気圧不足」疑惑についてからかわれるなど、辛らつな歓迎を受けた。

 ペイトリオッツは、2月に行われたスーパーボウルでシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)と対戦。28-24で勝利し、通算4度目の優勝を飾った。

 しかしペイトリオッツには、カンファレンス決勝で意図的に空気圧の少ないボールを使用したという疑惑が浮上し、大騒動に発展した。

 オバマ大統領は、「こういうイベントではいつも冗談を言うのだが、ペイトリオッツに関しては、12個中11個が『つぶされる』んじゃないかと心配していたんだ」とおどけると、選手からは不満の声が上がり、ビル・ベリチック(Bill Belichick)ヘッドコーチ(HC)も、笑いながらブーイングを送った。

「わかった、わかった」としたオバマ大統領は、「この話は少し大げさになっていたね」と続けたが、次はパーカーなどカジュアルな服装でいることが多いベリチックHCにターゲットを変え、さらなるジョークを飛ばした。

「今日は、コーチが正装で来てくれたことを喜ばしく思います。コーチが袖を切りたくなったときのために、はさみも用意していたんですがね」

(c)AFP