【5月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)の元MFミヒャエル・バラック(Michael Ballack)氏が、リバプール(Liverpool FC)退団を控えるスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)に賛辞を送り、「紳士」で「戦うのが楽しみな選手」だったと振り返った。

 34歳のジェラードは、1-3でクリスタルパレス(Crystal Palace)に敗れた前節で本拠地に別れを告げた。週末のストーク・シティ(Stoke City)戦でリバプール通算710試合目、そして最後の出場を果たす予定のジェラードは、来季から米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に加入する。

 バラック氏は、チェルシーに在籍した4年間で何度かジェラードと剣を交えたことがあり、ドイツ代表として参戦した2002年のW杯日韓大会では、欧州予選のイングランド戦で、ジェラードの豪快なシュートを浴びた。

 バラック氏はAFPに対し、「選手が1つのクラブ、しかもリバプールのような最高のクラブで長年プレーできるのは、素晴らしいキャリアの証拠だ」と語った。

「彼とのプレーはいつも楽しみだったし、ただうまいだけのサッカー選手じゃない。ピッチ上ではいつも礼儀正しく、見ていて気持ちが良いものだった」

「彼はピッチ上でいつも紳士だった。アンフィールド(Anfield)に行くときはいつも、ピッチでのフェアプレーを期待することができた。すべてを兼ね備えた選手だったよ」

(c)AFP