【4月17日 AFP】スペイン1部リーグ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)のフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)が、これまで一緒にプレーした最高のチームメートについて言及し、W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で優勝したスペイン代表のメンバーよりも先に、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)で同僚だったスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)の名前を挙げた。

 シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)やアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)とともに、スペイン代表で欧州選手権連覇を達成し、W杯制覇も成し遂げたトーレスだが、理想とする選手は、2007年から2011年まで所属したリバプールで輝かしい実績を残したジェラードだと語った。

 スペインのスポーツ紙マルカ(Marca)のインタビューに応じたトーレスは、「幸運なことに、たくさんの偉大な選手と一緒にプレーしてきたから、1人だけ選ぶことはすごく難しいけれど、自分にとって最高の選手はジェラードだ」と語っている。

「チームメートとして、自分の後ろにいてもらえるのであれば、僕は誰よりも彼を選ぶ。これまで一緒にプレーしたなかでは、スティーブン・ジェラードが最高の選手だ。だから理想の選手を挙げるのであれば、彼のような存在だよ」

 チェルシー(Chelsea)で失意の4年間を過ごしたトーレスは、キャリアを開始した古巣のアトレティコで現在プレーしている。

 そして31歳のトーレスは、いつか引退する時期がきたら、アトレティコでユースチームのコーチになる可能性を示唆した。

「子どもたちを指導する仕事につけたらいいね。子どもたちには、きちんとした指導者がいることが重要で、その点においては今のところクラブは良い仕事をしていると思う」

「僕がサッカーを始めた頃と比べると、今は施設も充実していて、より上達できるはずだ」

(c)AFP