【5月12日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は11日、「デフレートゲート(deflategate)」と称される疑惑の調査結果を受け、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)のQBトム・ブレイディ(Tom Brady)に対し、アメリカン・カンファレンス(AFC)決勝で使用されたボールに細工が加えられていたことを認識していたとして、罰金は科さずに、4試合の出場停止処分を言い渡した。

 リーグはまた、スーパーボウル(Super Bowl)王者のペイトリオッツに対し、100万ドル(約1億2000万円)の罰金処分に加え、ドラフト指名権についても2016年の1巡目と2017年の4巡目を剥奪した。

 NFLは声明で、「トム・ブレイディは、NFLの尊厳を害する行為を行ったとして、罰金は科されず、2015年のレギュラーシーズンにおいて4試合の出場停止となる」と発表した。

「ブレイディは、オフシーズンとトレーニングキャンプ、そして試合を含めたプレシーズンの活動については全て参加することが可能である」

 NFLは前週、45-7でインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)に圧勝した問題の試合で、ペイトリオッツの係員がボールの空気圧を意図的に低くしていた「可能性が高い」と結論づけていた。

 調査結果ではまた、シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)を下してチームを第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)制覇に導いたブレイディが、「不正については、少なくとも話の大筋は認識していた」と報告されている。

 NFLのロジャー・グッデル(Roger Goodell)コミッショナーは、今回の処罰を発表する際に、「あらゆる角度から議論を重ねた結果、これらの結論に至った」と述べた。

 さらに、テッド・ウェルズ(Ted Wells)捜査官の指揮による調査結果についても、「ウェルズの報告書が、試合の尊厳を保護することを重視し、徹底かつ独立した調査に基づくものであると信頼している」と評価している。(c)AFP