【5月7日 AFP】中央アフリカ共和国は、同国内の避難民キャンプで、食料と引き換えに子どもたちを性的に虐待した疑いが持たれているフランス軍の兵士らに対し、法的措置を取ることを決めた。同国司法相が6日、発表した。

 アリスティド・ソカンビ(Aristide Sokambi)司法相は、「法的措置が追求される。これらは、極めて重大な行為だ」と述べた。また、対象はフランスではなく、個々の兵士だと強調した。

 最年少者はわずか9歳を含む数人の子どもたちの訴えによると、同国に平和維持部隊として派遣された兵士の14人が、食料と引き換えに、子どもたちに性的虐待を加えたという。

 内戦によって引き起こされた武装勢力同士の衝突を受け、中央アフリカでの秩序回復にあたるアフリカ連合(African Union)の平和維持活動部隊を援助するため、仏軍部隊は2013年12月から、同国で展開している。(c)AFP