【4月24日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ2014-15(UEFA Europa League 2014-15)は23日、準々決勝第2戦の試合が各地で行われ、フィオレンティーナ(Fiorentina)は2-0でディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)を下し、2試合合計スコア3-1で準決勝に進出した。

 ヴィンチェンツォ・モンテッラ(Vincenzo Montella)監督率いるフィオレンティーナは、敵地での第1戦を1-1で引き分けていたものの、前半にマリオ・ゴメス(Mario Gomez)、後半にファン・バルガス(Juan Vargas)が得点を決めた。

 フィオレンティーナは立ち上がりから攻勢に出たものの、ゴメスのゴールはオフサイドの判定で取り消され、マルコス・アロンソ(Marcos Alonso)のシュートはクロスバーをたたき、さらにゴメスとモハメド・サラー(Mohamed Salah)のシュートはキエフのGKオレクサンドル・ショフコフスキー(Olexandr Shovkovskiy)に阻まれるなど、1点が遠い展開となった。

 その後、キエフは前半40分にオランダ代表のイェレマイン・レンス(Jeremain Lens)がペナルティーエリア付近で転倒するとダイブの判定を取られ、この試合2枚目のイエローカードで退場となり10人となると、直後にフィオレンティーナはホアキン・サンチェス(Joaquin Sanchez)のクロスにゴメスが詰めてようやく先制した。

 なお、この得点でゴメスは、欧州の舞台での通算得点数を40に伸ばし、同じドイツの往年の名選手カール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)氏の記録を抜いている。

 数的優位に立ったものの、後半フィオレンティーナの動きは固く、ロスタイム4分にバルガスが角度のない位置からゴールネットを揺らし、ようやく試合を決定づけた。

 この結果フィオレンティーナは、2008年のUEFAカップ(UEFA Cup、現ヨーロッパリーグ)以来となる欧州カップ戦での4強入りを決めている。