グアルディオラ監督、「奇跡」を成し遂げた選手に夢中
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【4月22日 AFP】バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は21日、FCポルト(FC Porto)に6-1で圧勝し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)の準決勝進出を決めた試合後、「奇跡的な」大勝を挙げた選手たちにときめいていると明かした。
15日に行われた第1戦で1-3と敗れていたバイエルンは、逆転で準々決勝を突破するためには2得点が必要な状況だったが、相手を圧倒した前半に大量5得点を奪い、最終的には2試合合計スコア7-4で準決勝に駒を進めた。
チャンピオンズリーグのノックアウトラウンドで、前半の45分間に5得点を記録したのは、今回のバイエルンが初めてとなる。カール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は報道陣に対し、「奇跡に近い何かを目撃した」と話した。
そしてグアルディオラ監督は、「今のこの瞬間であれば、選手たちにときめくことは簡単なことだ」と笑顔で話した。
「われわれは、第1戦とはまったく違う試合をしてみせた。戦わなければ、これだけの結果は出せなかっただろう。選手たちには感謝したい。わたしをとても幸せにしてくれた」
本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)の興奮は、間違いなく指揮官にも伝染しており、グアルディオラ監督はタッチライン沿いで叫びながら指示を送っているうちに、ズボンを破いている。
グアルディオラ監督は笑いながら「ああ、破けてしまったんだ。そんなに気にすることではない。次の試合に新品をはいてくればいいだけだ」と話した。
バイエルンはこの勝利で4季連続となるチャンピオンズリーグの4強入りを果たし、ブンデスリーガ、国内カップ戦との3冠に可能性を残している。
25日には今季1つ目のタイトル獲得が決まる可能性があり、本拠地で行われるヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)とのリーグ戦に勝利すれば、ブンデスリーガ3連覇がほぼ決まる。
しかしグアルディオラ監督は、この試合の前半45分は「完璧」だったのではないかという質問に対し、即座に否定した。
「完璧ではなかった。もっとやれたはずだ。FCポルトのフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督がハーフタイムに修正してきたから、後半は危なかった」
「チャンピオンズリーグの試合では、居眠りやスイッチをオフにすれば痛い目に遭う。とはいえ、今はテレビの前で抽選会をながめることが楽しみだ」
「週末にはリーグ優勝を決められるチャンスがあるし、その後は、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と対戦するドイツカップ(German Cup 2014-15)準決勝に向けて準備しないといけない」
(c)AFP/Ryland JAMES