■「来年またこの舞台に」

 一方のベルディハは、自己最高の世界ランク4位に浮上するチャンスを逃した。

「何て言えば良いかな。ノバクはまた最高の一週間を過ごした。僕はベストを尽くしたけど、今日はそれも十分じゃなかった」

「クレーで、そのあと一歩が足りない。でも、少しずつ試合内容を改善していきたい。それを成功させるため、できることをやって、来年またこの舞台に帰ってきたい」

 ジョコビッチは、第1セットを難なく奪ったものの、第2セットでは雨による試合中断後に苦戦し、試合をフルセットに持ち込まれた。

 しかし第3セットでは、ジョコビッチが再び試合の主導権を握り、2度のブレークを奪う。一度はマッチポイントをしのがれたジョコビッチだが、最後はベルディハのサービスリターンがアウトになり、ジョコビッチに軍配が上がった。(c)AFP