【4月20日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2015)は19日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-5、4-6、6-3で第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)に勝利し、大会2度目の優勝を飾ったと同時に、シーズン序盤のATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)で、史上初の3連勝を達成した。

 会場から数分の場所に居を構えるジョコビッチは、第2セットが3-2となった場面で、雨による1時間10分の試合中断を余儀なくされ、そこから再びリズムを取り戻さなければならなかった。

 ジョコビッチは、直近の17試合で負けがなく、昨年11月のパリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2014)から、マスターズ1000で4連勝を飾っている。

 2013年大会(Monte Carlo Masters 2013)覇者のジョコビッチは、「タフな試合だった。特殊な試合だったね」と決勝を振り返ると、今大会唯一のフルセットに持ち込まれ、38個のアンフォーストエラーを犯し、14回のブレークチャンスのうち9回をふいにしたことが、心残りだと語った。

「トマスはとても良い試合をしていたし、僕と同じくらいこのトロフィーにふさわしい。良い決勝だったけど、運に恵まれなかったかな」

 ジョコビッチは、キャリア通算52個目のタイトルを獲得し、マスターズ1000では23度目の優勝を果たした。また、ベルディハとの戦績を19勝2敗に伸ばすと、今季の通算成績を30勝2敗としている。