【4月6日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2015)の男子シングルスで通算5度目の優勝を飾ったノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は5日、世界ランキング1位の通算在位141週目を迎え、今のペースをできる限り保ちたいと語った。

 マイアミ・オープン決勝では気持ちの強さを見せ、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)に3セットで勝利したジョコビッチは、これで全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2015)、そしてマイアミ・オープンと、シーズンの最初の4分の1で最も大きな3大会をすべて制した。

 ジョコビッチは、「この瞬間を楽しもうとしているし、同時にキャリアのこの時期をうまく活用したいと思っている。今は自信があるし、体の状態もいい」と話した。

「そのことを生かそうとしてるんだ。それが今思ってることだよ。この状態が永遠に続くわけがないのは分かってる。いつかは世代交代の時期がやって来るし、プレーが良くなって、強くなり始めている選手も何人かいる」

「だけどそのときが来るまでは、できるだけ長くトップにとどまれるよう努力して、ビッグタイトル獲得を目指すつもりさ」

 ジョコビッチはこの優勝で、ランキング2位のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に4000ポイント差をつけ、ここ5年で4度目となる世界ランキング1位でのシーズン終了が早くも見えてきた。

 さらにジョコビッチは、今回のマイアミ・オープン制覇でマスターズ大会の通算勝利数を22勝に伸ばし、フェデラーの23勝まであと1つ、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の27勝にも迫っている。また、BNPパリバ・オープンとマイアミ・オープン連覇を3回達成したのは、ジョコビッチが初となる。

 シーズンは今後、欧州に舞台を移し、全仏オープンテニス(French Open 2015)を目玉とするクレーコートシーズンに入る。(c)AFP