【4月17日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)の次期会長選挙で再選を目指しているジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は16日、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)の総会に出席し、同地域に割り当てられるW杯出場枠は4チーム必要だとの見解を示した。

 ブラッター会長はW杯の出場チームが現行の32チームを維持する場合、北中米カリブ海の出場枠は4チームにするべきだと主張している。

 北中米カリブ海地域の国々で構成されているCONCACAFでは、W杯の出場枠は現在3チームとなっており、4枠目はオセアニア地域との大陸間プレーオフで争われることになっている。

 ブラッター会長はバハマで開催された総会で、「W杯が計32チームでの開催を維持するのであれば、北中米カリブ海に与えられる出場枠は4つ必要だと考えている」と述べた。

 ブラッター会長の見解は、2014年に開催されたW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で米国、メキシコ、そしてコスタリカの3チームがそろってグループリーグを突破し、同地域にとって史上初となる歴史的快挙を果たしたことに基づいている。

 サッカー界の最高権威であるFIFA会長として5期目を目指している79歳のブラッター会長は、この日の発言でCONCACAFのメンバーから称賛を浴びており、次期会長選における同地域からの支持は最低でも10か国に及ぶとみられている。

 CONCACAFのジェフリー・ウェブ(Jeffrey Webb)会長は、「CONCACAFメンバーは、引き続きブラッター会長を支持するという明確なメッセージを発信していく」と語った。

 ジャマイカサッカー連盟(JFF)のブルース・ゲイナー(Bruce Gaynor)会長も、CONCACAFのメンバーに対して、5月の会長選ではブラッター会長を支持するよう訴えている。

「ジャマイカは今後も現会長を支持していく。なぜならば、彼は正しい道を歩んでおり、われわれに与えられてきたこの20年間は、彼の優れた洞察力があってこそだと考えるからだ」

「ブラッター会長に感謝している。会長にはわれわれが支持していること、そして同地域のメンバーに対して次の選挙でブラッター会長の支持を訴えていくことを知っていただきたい」

(c)AFP