【3月25日 AFP】24日に行われた欧州サッカー連盟(UEFA)の総会で、国際サッカー連盟(FIFA)の会長に立候補している3人が、ジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)現会長に挑戦状をたたきつけた。

 5月29日に行われる会長選には、ブラッター現会長のほかにFIFA副会長でヨルダン出身のアリ・ビン・アル・フセイン(Ali Bin Al Hussein)王子、オランダサッカー協会(KNVB)会長のミカエル・ファン・プラーク(Michael van Praag)氏、そして元ポルトガル代表のルイス・フィーゴ(Luis Figo)氏が立候補している。

 そしてこの日、UEFA総会に姿を見せたブラッター会長の目の前で、ライバルたちは同会長の資質を疑問視し、権威主義的で、潤沢な資金を活用できず、FIFAのイメージを損なっていると批判した。

 3人は総会中に設けられた特別討論会で、初めてブラッター会長を面と向かって批判するコメントを発した。ブラッター会長は討論には参加しなかったものの、前列で議論に耳を傾けた。

 39歳のフセイン王子は、「われわれは文化を変え、FIFAの権威主義的なアプローチから脱却し、戦略を立てる必要がある」と述べた。

「今はサッカーにとって重要な時だ。サッカーファミリーの内外から、サッカーの運営の仕方を懸念する声が出ている」

 フィーゴ氏は、個人的には反ブラッターの路線を取るつもりはないとしながらも、「FIFAは会長に依存すべきではない。どの組織や企業でも、それは健全ではない」と話した。

 フィーゴ氏は、集まったUEFAの加盟54か国の首脳に対して、「全員がFIFAでの存在感を増すべきだ」と訴えている。

 フィーゴ氏は公約に、FIFAの加盟209か国に支払われる分配金を、現在の年間最低30万ドル(約3600万円)から300万ドル(約3億6000万円)へ増やすことなどを掲げている。FIFAは過去4年の収入が50億ドルを超えたことを発表している。