【3月31日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2015)は30日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第4シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-2、6-2で第32シードのヴィクトル・トロイキ(Viktor Troicki、セルビア)を下し、4回戦進出を決めた。

 アジア勢トップの錦織は、昨年大会(Sony Open 2014)で準決勝進出を果たしており、今大会でも同様の快進撃を見せたいと意気込んでいる。

 錦織は試合後、「今日は良いテニスができました。ほぼ完璧です。ここで好調でいられることはうれしい。彼(トロイキ)は故障を抱えていたのかもしれないが、リターンで重圧をかけられたことに満足しています」と語った。

「今日は良い試合でした。コートでも良い感覚だったし、勝てたことがうれしいです」

 25歳の錦織は、5本のサービスエースを打ち込むと、16本のウイナーを記録し、世界ランク39位のトロイキから5回ブレークを奪った。

 昨年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)ファイナリストの錦織は、マイアミ(Miami)でもロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破りベスト4に進出していたが、準決勝のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)戦を前に、そけい部のけがで棄権を余儀なくされていた。

「昨年はとても悲しかった。それでも、いい年になりました」とした錦織は、「カギになったのは、ロジャー戦での勝利でしょうね」とコメントしている。

 今年はフェデラーが欠場しているため、昨年と同じ対戦カードが実現することはない。錦織は次戦で、第18シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)と対戦する。(c)AFP