■錦織は第4シード

 シード選手は1回戦を不戦勝で勝ち上がることができ、ジョコビッチは初戦となる2回戦でマーティン・クリザン(Martin Klizan、スロバキア)とパオロ・ロレンチ(Paolo Lorenzi、イタリア)の勝者と対戦する。

 たびたびボールにクレームをつけることで知られるナダルだが、昨年と同様に決勝まで進出するためには、これらの不安を払拭(ふっしょく)しなければならないだろう。

 ナダルは、「僕がここ数週間で経験したような敗戦に、落ち込む人もいるだろう。でも、僕は違う。毎週、どんどんいい感覚になっているからね」とすると、「毎週調子が上がっているし、コート上で強く、速くなっていると感じる。動きが戻ってきた」と話した。

 2009年と2013年に大会を制しているマレーは、BNPパリバ・オープンの準決勝でジョコビッチに敗れたが、この大会で今季初タイトルを獲得したいと意気込んでいる。

 第4シードには、昨年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)で準優勝に輝いた錦織圭(Kei Nishikori)、第5シードにはミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)が入っている。

 第6シード以降は、ダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)、スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)、トマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と続いている。(c)AFP