■プラーク氏は買収と縁故主義を批判

 FIFAについては現在、2022年のW杯カタール大会(2022 World Cup)をめぐって大きな批判が渦巻いている。

 プラーク氏はその点について言及し、「汚職や買収、縁故主義、資金の浪費などへの批判はやまず、そのことで、国際サッカーの美しい財産が汚されている」と話した。

「この混乱した状況は、つまりリーダーの交代が求められているということだ。FIFAを今のような状態のまま次の世代に引き渡すことは、まったくもって受け入れられない」

 プラーク氏は、当選したとしても、自身は改革を促すためにFIFAを率いるだけで、1期4年で職を退く意向を示している。

 一方、総会の冒頭で恒例のスピーチを行うにとどまったブラッター会長は、迫りつつある会長選については言及せず、団結を強調した。

 ブラッター会長は、出席した欧州、アジア、北米、南米の各連盟の会長に対し、「サッカーの土台である団結と一体感」を見せようと呼びかけ、「欧州とともに、各組織の内外に団結を生まなくてはならない」と話した。

 これを受けて、現在79歳のブラッター会長は引退すべきだと以前から明言しているUEFAのプラティニ会長も、各連盟の会長に協力を求めている。

「一部の人間が、われわれを仲たがいさせ、分裂させて抑え込もうとたくらんでいるようだ。彼らは欧州は傲慢(ごうまん)で自分勝手だと主張し、欧州を孤立させようとしている。そうした言葉を、決して信じてはならない」

 またプラティニ会長は、「わたしは自分をいちチームメートだと思っている。よくてもキャプテンだ。しかし、嵐のなか沈みかかった船で、必死にかじにしがみついているキャプテンではない」とも話し、以前のブラッター会長の発言を皮肉めかしてもいる。

 2011年のスピーチで、ブラッター会長は、FIFAが「荒波」のなかにいる今、「キャプテン」として船を針路に戻すことが自分の責務だと話していた。

 しかし、こうした欧州からの反発があるなかでも、会長選ではブラッター氏の再選が最有力とみなされている。(c)AFP