【3月20日 Relaxnews】アイルランドの格安航空会社(LCC)ライアンエア(Ryanair)は、スペインのカステリョン(Castellon)にある通称「ゴースト空港」を発着する民間定期便を就航すると発表した。同空港に乗り入れる民間定期便は、2011年の開港以来初となる。

 スペイン東部の主要空港であるバレンシア空港(Valencia Airport)から車で1時間の距離にあるこの空港は、開港したものの運航許可が得られず、1便も就航便がないまま4年間放置されていた。昨年12月にようやく運航許可を得たが、プライベート機の利用が数回あったのみで、2008年にはじけたスペイン不動産バブルの象徴とみなされてきた。

 空港の操業権を昨年買収したカナダのエンジニアリング最大手SNCラバリン(SNC-Lavalin)の発表によると、ライアンエアは9月から英ロンドン(London)のスタンステッド空港(Stansted Airport)発着路線を夏に週3便、冬に週2便運航するほか、英ブリストル(Bristol)路線を週2便運航する予定という。(c)Relaxnews/AFPBB News